ナビの北海道旅行記2011秋 パート1
2011年も残すところ、もう2か月を切ってしまった。7月にツーリングで北海道に行って以来ご無沙汰になってしまった俺!。んん〜次の北海道は年末にいつものように年越しをするんだろうなあ〜と思ってはみたものの、、、、それまで心が待てそうにない。

何だか北海道病が再発してしまったみたい?何だかとっても行きたい気分。いや行きたいっす。と、ヒマつぶしにネットで個人のフリープランのツアーを検索すると11月だと時期が外れているのか、料金が異様に安かったりする。

特に帯広利用便が安い。多分今年からエアドゥが就航したためにJAL独占ではなくなったばかりか共同運航便でANAまで就航し1日7便体制になった影響もあるのかな?利用者にとっては嬉しいニュースではある。ならば京都に行こう、、、、じゃない帯広に行こう!そんな気持ちになってしまった。(いつも何かこじつけしているんだけど今回もですね)

羽田から帯広空港着発をチョイスして十勝圏を廻わろう!と思っていたのだけど、、、何気に知床方面も検索していると知床五湖がこの時期地上コースが無料でいけるらしい、、、。ちょっと遠いなあ、、、と考えてはみたものの、俺的には行けないこともなさそう。

知床五湖は従来は遊歩道を歩いて全ての湖を見て回っていたんだけど、近年ヒグマの出没が多くなり危険回避のため立ち入り規制が連日発生したりしていた。そこで高架木道を作ることにより第一湖まではいつでも安全に行く事ができるようになった。

しかし、二湖から五湖までの地上歩道は昨年から「ヒグマ活動期」「植生保護期」「自由利用期」の3つの期間に分類されインストラクターの引率やレクチャーを受けたりする実質有料の散策になってしまった。ただ「自由利用期」に関しては今までのように無料で散策ができるようなので以前から興味があった。

行くなら今しかない!!!!俺って何度も五湖に行っているけど、、、全部廻ったのは20年も前の事。写真も残っていないし記憶も遠い。殆どが一湖又は二湖までしか行けなかった。やっぱり行きたい!!でも当日ヒグマの出没で規制されるかもしれないけれど、、、。


ついでに知床横断道路も走っておきたい。ただ、知床横断道路が10時から15時までの限定通行なので それを前提にプランを考えていかないと、とんでもない事になってしまう。え〜〜〜い!!なんとかなるさ〜〜ってんで楽しんでいきましょう!
11月3日
久々飛行機を使った北海道旅行になるなあ、、、、。いつもは滞在時間を有意義にしたいので早朝便を利用していたんだけど、今回は旅行代金を安くしたかったので午後便をチョイス。と言っても早朝便より3時間ほど遅いだけなんだけど。首都高速は午前9時頃なんだけどガラガラだった。唯一東京ディズニーランドの最寄りである浦安ランプが混んでいたので、湾岸線を使わず向島線に。おかげで東京スカイツリーのすぐぞばを走って行けた。近くだからでかい!
明日が平日の金曜日だからか?保安検査場は思ったほど人はいなかった。確かに今日の飛行機は軒並み空席の表示があるだけに、その通りなのかもしれない!いつもながら俺はJALグローバルクラブ専用の自動ドアから保安検査を受けてエントランスへ。ここも俺以外誰も検査を受けていなくて職員ものんびりしているみたい
出発まで1時間30分もあるしサクララウンジに立ち寄って行こう。専用のドアからエスカレーターを使ってレセプションでチェックを受けてサクララウンジへ。いつものことだけど、、、優越感に浸ってしまいそう、、、、。
今日は帯広空港を降りたらすぐレンタカーを利用するので生ビールは飲めないのでアイスティーやアップルジュースとあられスナック、それとコンビニで買っておいたサンドイッチを食べながらまったりしてみる。、、、、でも1時間以上も時間があるのか、、、、。もうちょっと自宅を出発するのを遅くすれば良かったかな、、、。ラウンジにある週刊誌も併せて読みながら時間をつぶしていこう。
しばらくすると 目の前に鶴丸のシップが、、、、。うわ〜〜久しぶりに見た鶴丸!!やっぱりJALはこれでなくっちゃ!って感じさせられた。やっぱりかっこいいもん!レジ(付帯番号)はJA655Jの機材なので今年の7月に新規投入されたもののようだ。今後順次尾翼のアークのロゴ(これ自体好きじゃなかったけど!)から鶴丸に変わって行くみたい。ただ、次期退役となるMD-90だけは変わらないまま役目を終えるみたいだけど。
出発時間も近くなったのでサクララウンジを出て搭乗口に向かう。今日は16番スポットなので、比較的ラウンジに近いので楽だ!これが18番スポットなんてなったら、歩く歩く!!嫌になっちゃうもん。座席は翼の上では嫌なので後方座席をチョイスしたんだけど、、、それでも視界が得にくい、、、。翼が邪魔だなあ、、、。もう少し後ろにすればよかったかな?いくらJALグローバルクラブ会員と言ってもツアーじゃ、あまり恩恵は受けにくいもん。まあ、仕方ないか。
今日は曇っているだけあって、最初はかすかに地上が見えたんだけど、すぐに雲の中に入ってしまい、それ以後雲の上ばかりの飛行になってしまった。折角日中のフライトなのに残念だなあ〜〜。こんな時は爆睡を決めるしかない、、、。zzzzzzzz
ほぼ定刻に飛行して着陸態勢に入ってから襟裳岬が見えたんだけど、、、所詮カメラはご法度!!それに視界も良くなかったみたいだったし、綺麗に見られなかった。空港でレンタカーの事務所に移動し受付を済ませて出発。今回は北海道旅行で初めての軽自動車!EKワゴンだって!いつもは自動的にアップグレードしてくれていたんだけど、今日は配車でビッツやフィットクラスが用意出来なかったそうだ。へ〜そんなこともあるのね!それより帯広空港に軽自動車があること自体が驚かされた。もっともナンバーは札幌ナンバーだったから、以前に借りた人が帯広空港で乗り捨てしたのかもしれない!余計な事しやがって!!
空港を出発すれば、、、お〜〜紅葉も終わってるじゃん!まさに落葉の季節から初冬の風景が見渡せる。ちょっと遅くなっちゃったけど昼食でも食べて行こうか!ってんで中札内のフェーリエンドルフにあるカンタベリーさんに向かう。
以前泊まったことのある宿だけど昼はカフェとして営業していて、「中札内鶏とえだまめのカレー」を食べてみたかったから。場所は一度行ったことあるだけに問題なく到着。
ところが、、、車を降りてカンタベリーさんに向かうと、、「本日お休み」、、、、ありゃりゃ!そう言えば今日は木曜日だったっけ!完全に想定外!!まあ〜いっか!今日の昼食はなくても。周囲は緑も少なくなって 晩秋の気配が、、、、。3カ月前に来た時は森林浴したくなるほど緑が濃かったっけ!やっぱり北海道だなあ、、、。冬はそこまで来ているんだもんね。
折角だから花畑牧場に向かってみる。時期や時間の影響もあるのかもしれないけれども、駐車場はガラガラ!!いや〜人がいないっす!生キャラメルの工場見学ができるらしいので向かってみる。以前はなかったよね?ガラス越しに対面で製造されている生キャラメル。かなり熟練された方々が作業されていた。一時期のブームは去ってしまったのかもしれないけれど、北海道の、いや中札内の雇用を創出してくれた花畑牧場はいつまでも続いてほしいもんだ。ただ、、、個人的にもうちょっとキャラメル安かったら嬉しいんだけどね!
車に戻って何処へ行こうかとカーナビをいじくっていたら、、、ピョウタンの滝が近い。これって、俺全くのノーマークだった。花畑牧場から20分程でピョウタンの滝に到着。駐車場は2台しか車がなかった。それより時間は15時過ぎたばかりなのに西日が、、、、。やたら木々の影が長くなっている。歩いてすぐの所に展望台があって、大きい滝じゃないけど、その分マイナスイオンがたっぷり感じさせてくれる。説明文にもあったけど、ここは以前は発電用ダムだったそうな。洪水による土砂の破壊によって単なる砂防ダムになってしまったけど、それでも美しい滝に感じられた。あまりノンビリしていると夕暮れになってしまうので、残念だけど出発。
本当は、ピョウタンの滝の先、札内川ダムの上流の道道の終点まで行きたかったんだけど、夕闇はすぐそこまで来ているので諦め広尾へ。道道55号線を走ると、中札内も更別村も通ることなく一気に大樹市街地へ。ただ、ここから広尾市街地までは思ったより遠い!なんとか日が落ちる前に大丸山森林公園内にあるサンタランドへ到着。ここへは過去に2回来ているんだけど、いずれも真冬で休園していて足の踏み場がないほどの積雪で断念していた。今回は晴れて散策を楽しむ。駐車場のそばには「サンタのお部屋」って小さなログハウスがある。サンタクロースは忙しく世界を廻っているので留守なんだとか。内部にはサンタさんが読んでいる手紙がたっぷりあってメルヘンチックに浸れる。
階段様式のスロープを登ってショップに立ち寄ると、そこはサンタさん一色。ほぼ2カ月早いクリスマスを感じてしまった。雪でも降れば、イメージもアップするんだろうけど、それでもマライヤキャリーの恋人たちのクリスマスのBGMがかかっているだけで、マジ今日はクリスマスかな?って錯覚を感じてしまう。
衝動買いでサンタの人形を購入。スノーマンっていう商品だそうで、単4電池装着すればLED電球で7色の発光をするとってもカワイイ人形。そのほか売り物ではないけど沢山のサンタクロースの人形が飾ってあった。
スノーマンを購入すると「とかちシールラリー」のシールを貰った。何でも十勝圏で行っているイベントで指定されたお店で商品を購入するとシールが貰えて3枚、5枚、10枚増えると何やら抽選でもらえるそうな。折角だからチャレンジしてみようか!シールは全部で10種類あるそうだ。俺的にはフルに10種類10枚を集めてみよう。これから大変かな?まずはサンタランドでハナックちゃんゲット。
リストに記載されているお店で広尾には「みかづきふくろう」というパン屋さんも加盟しているみたい。ここには以前来た事がある。街中というよりも、やや住宅地にひっそりとあって美味しいパン屋さんとして知る人はいるみたい。実際俺も美味しいから好きだし。ただ帰路につくのが日曜日なので土産で持って帰る訳には行かないのでので、車内で食べられるように菓子パンを購入。
ここではかちくまくんゲット。
帯広へ戻る前にもう一度サンタランドへ。その前にその奥の大丸山森林公園の展望台に立ち寄ってみる。たった30分程で周囲は真っ暗。展望台への誘導路は細くガードレールはおろか、外灯もないので自分の車のライトだけが頼り。それもクネクネしていて果たして展望台に到着できるのだろうか?って感じてしまう。かなり大きなループ状の細道を通って展望台に到着。展望台は自分の車のライトがなければ足場が判らないくらい暗かった。で、市街を見渡すと規則正しいような十字の外灯が見えて暗いけど綺麗だ。それに手前の明るい場所はサンタランドのイルミネーション。10分ほど眺めてから車で降りて行く。
サンタランドは1時間前に来た時とはイメージが全く変わっていて、正にメルヘンチックな雰囲気に変わっていた。省エネの関係なのだろう、照明は全てLEDになっていて光量も多く寒さも吹き飛んでしまうくらい美しい。多分昼間来ただけだったら、こんな感動は得られなかったろう。とっても綺麗っす!メルヘンっす!これは正解でした。これでも時間にして17時30分なんだよね。関東より暗くなるのが早いもんだ。それを知っているためか、昼間より来場者が多かったのには感心させられたけど。やっぱり知っているんですね。みなさん。
さて帯広のホテルに戻ろう。広尾から帯広までは2時間弱もかかる。これと言って立ち寄る場所もないし、、、そもそも真っ暗で行く場所がない。素直にホテルに行ってもつまらないので、19時過ぎでも帯広でシールラリーやっている場所はないかとリストを見てみると、「とかちむら」がある。場所は帯広競馬場内ってことで、ダメもとで行ってみよう。カーナビに帯広競馬場をセットすると、、、、いつまでたってもカーナビの表示は「道なりです」だって!そりゃそうだ。国道一本だもん。途中帯広広尾自動車道を経由して19時過ぎに「とかちむら」に到着。実は帯広競馬場は俺も来たことあるけど「とかちむら」は初めて。駐車場に車を止めて歩いて行くと、競馬場の入口前の一角がそのエリア。地元の商品やフード店が並んでいたんだけど、11月からは18時で殆どのお店が閉店、、、、。ありゃりゃ!21時までやっているって書いてあったのに。ムダ足だったじゃん。
今日宿泊するホテルはコンフォートホテル帯広。コストパフォーマンスに優れた格安ホテルなんだけど、十分な設備で申し分ない。ただ大浴場がないのが残念だけど。いつもは帯広にステイする時はガーデンズホテルを利用することが多いんだけど、今回は飛行機とのパッケージ商品なので選択の余地はなかった。でもここも実は2回目の利用なんだよね。荷物だけ置いて夕食を摂りに街に出て行く。そうそう偶然なんだけど、ここでもシールラリーはやっていて
ファーマ男爵くんゲット。
祝日だからって訳じゃないけど「十勝乃長屋」に入り込むものの お客さんは閑散としていて寂しい。ちなみにそのまま「北の屋台」はそこそこ客がいるってのは、、、何なんだろう。知名度がまだ伝わっていないのかな?道路挟んで対面しているんだから決して立地は悪くないんだけど。
そんななか「てんかつ」さんにお邪魔。誰もお客さんはいなくて俺だけ!何なんだか、、、、。折角なので生ビールと天ぷら盛り合わせをオーダー。レストランのような一気に全部天ぷらを揚げて提供するのではなく、そのつど揚げたての天ぷらを出してくれる。揚げたてだから熱くてとっても美味しい。エビは尻尾まで食べられますよ!ってんでチャレンジしてみたら、、、、これが美味!!カリカリした食感がたまんない。ホタテや、エビ、かき揚げ 野菜など10点ほどの天ぷら盛り合わせだった。
ここでもそばいぬくんゲット。
ただ、欲を言うと量が少なかったかな?できれば天丼とかにすればよかった。そこで、以前TAKEさんと来た事のある「やきもん」屋さんへ。ここもお客はゼロ、、、、。マスターが以前の人と違うみたい。もしかしたらマスターは休みで他の方がやっているのかな?豚バラ、ししとう、ネギと軽くオーダー。でもさすがに天ぷら食べたあとでは腹にたまった。もう満足。ホテルに帰ろう。シャワーを浴びてテレビを見てたら睡魔がだんだん襲ってきた。ではお休みなさい!zzzzzzzzzzzzzzzz
 
11月4日
6時には起床して、外を見渡すと晴天って感じの天気。ラッキー!今日は知床横断道を走破しなくちゃならないから早めに出発しないと、、、。軽くシャワーを浴びてから朝食を摂りに朝食コーナーへ。必要最低限のメニューしかないけれども、おにぎりやサラダ、ウインナーなど、十分満足を満たしてくれる内容なのでありがたい。これがコストパフォーマンスなのかもしれない。じっくり食べて行くというより朝の忙しい時間に軽く食べて行くには十分な量だね。それでも軽くはなかったけど、、、、。フロント横にパソコンがあったので帯広にいることを掲示板に記入しておく。
チェックアウトを済まし7時過ぎにはホテルを出発。国道38号線で釧路方面に。今日は平日なのか?通勤時間帯に当たって交通量もかなり多い。そんな中俺って仕事休んで、、、、みなさんゴメンナサイ!帯広市内では快晴だったんだけど、幕別から先は霧の中、、、。ほとんど前もよく見えない。多分放射冷却現象なのかな?地中との温度差がかなりあったのかもしれないね。豊頃からは国道と離れて十勝川沿いに走って行く
大津地区で国道336号線に入って釧路方面に。気温も上昇してきたのか霧もとれて綺麗な秋空?冬空?(どっちだろう?)になっていった。十勝川の大きな橋を渡る。海が近いだけあって川幅も広い。さすがにここまで走って来ると車の往来も少なくなってくる。
十勝太ロラン航路標識の大きなアンテナを左に見ると間もなく国道は終点。ここからはしばらくダートを走る事になる。国道は以前来た頃よりは工事が少しづつ行われているみたいだけど、全通まで何年かかるのかな?それに国道38号線に接続する地点も不明だし、、、。もっとも全通しても利用者がどれだけいるのか?広尾の十勝港が成功していれば重要な国道だったんだろうけど、、、、今では必要性が乏しいんじゃないかと、、、。そう感じてしまう。
ダートに入ってしばらくすると黄金の滝に到着。と言っても劣悪なダートなので、前を見ているだけだと気がつかないかもしれない。事実 俺が以前来た時スルーしてしまったから。今回は失敗したくないので速度を落としてキョロキョロ周囲を見渡しながら走っていたら発見できた。駐車場とも言えないような広場に車を止めて散策してみる。一応浦幌町観光協会の札が掛ってはあるんだけど、、、道らしき道はなく、人が踏んで行った跡をたどって中腹まで降りてみる。遊歩道があるわけじゃなく、ロープがあるわけじゃなく、、、実にデンジャーなエリア。マジ怖いな。
川の流れは そんなに多い訳でもないけど、草木のない岩盤ではなく茶色の土壌の上を流れる水が太陽に当たると光って見えるので、あたかも黄金の容姿にたとえて黄金の滝と名付けられたんだろう。それにしても観光協会の札が掛っていても放置プレイ状態じゃん。滑落とかの事故とか起こらないのかな?実に不思議だ。本当はこの先、落差が30mはあると言う海岸線まで下ってみたかったんだけど、獣道状態で土が濡れていて滑りそう。マジ滝から落ちそうなので これ以上は諦めた。いや〜怖いわさ!落ちたら多分今日は発見されなかったりして!!
黄金の滝から5分程で昆布刈石展望台へ。ここも駐車場があるわけでもなく、高台から太平洋を望める以外何もないんだけど、、、なんで展望台なんだか?まあ折角だから写真は撮って行くけど、、、。そんなレベルだなあ。
途中厚内駅で休憩。1日往復で14本の普通列車が発着するんだけど、今は空白の時間帯らしく2時間先まで普通列車はやってこないみたい。その間特急は通過しているんだろうけど、、、、。あまり意味もないので出発。途中で帯広のTAKEさんからお電話頂いた。朝ホテルでパソコンに入力していた掲示板を見てくれたそうだ。最終日帯広空港で帰路に立つので昼食をとる約束をさせて頂いた。実は昨日TAKEさんは札幌まで遠征していたようで、あえてお声掛けはしなかったんだけど、お電話頂いて恐縮です。ありがとうございました。
音別で国道38号線に戻り、古瀬駅も散策。この駅は周囲には人家の全くない秘境駅と言われる駅でカーナビでも進入ルートが判らなかった場所。細いダートを下って行くとひっそりホームがある。もちろん人の気配は全くない。さっきの厚内駅でさえ往復で14本の列車の発着があるんだけど、ここの駅では1日7本まで少なくなってしまう。つまり普通列車ですら通過してしまう駅なわけ。どちらかというと、駅と言うより特急のすれ違い退避の信号場としての目的の方があるのかな?存在自体が不思議な駅だ。
今年のツーリングでも立ち寄ったけどM7.8パネル館でトイレ休憩。ここもトイレ以外利用する人がどれだけいるのか?不明な展示館だね。そうそう何回も立ち寄る理由がないもん。と言っては不謹慎か、、、。こういった過去の被害を教訓にして震災にそなえなければならないんだよね。今となっては東日本大震災の教訓をしっかり受け止めなければ、、、、。これ以上の悲しみは味わいたくないから、、、、。
釧路市内で何となく立ち寄った和菓子のお店「かわなべ」。ここの団子はとってもローカル色があって美味しい。この場で食べて行く訳にもいかないので各1本ずつ購入して行こう。そして標津方面へ
釧路市内ではそこそこ交通量もあったけど別保から国道272号線に入ると車がいない!!前も後ろも、、、俺の独占。しかし標津まで101kmの表示には、、、、、やっぱ遠いなあ〜〜。だってそこから羅臼経由で知床だもんね。多分今日はさらに150kmほど走る事になるのかな?もっとも何度となく走っている国道。我慢するしかないか。
中標津で大きなショッピングスーパー東武サウスヒルズに立ち寄る。旅行出発前に頼まれていた商品を購入。中札内の「百鬼」っていうドレッシング、根室の定番「オランダせんべい」、ついでに「ビタミンカステラ」を大量に購入。俺って土産物店には行かないくせに、普通のスーパーで買い物するってのがマニアックだなあ。でも、、、どれも美味しいからね。
途中時間が取れたのでモシリバに立ち寄っていこう。本来ならば宿泊する宿なんだけど、知床横断道路が時間規制になっていて今日宿泊したら、明日は羅臼ゲートが開くのは10時、、、、、そこから知床五湖を廻って帯広なんて絶対無理。そこで、今回はモシリバは残念だけど宿泊はせず、今日中に知床横断道路をクリアして、明日早朝から知床五湖に廻るつもり。ご夫婦としばらく会話して「かわなべ」で購入した団子を振る舞いノンビリさせてもらった。
で、14時過ぎにモシリバを出発。近々また遊びにきま〜〜す。
14時40分頃知床横断道路の羅臼側ゲートを通過。このころはまだゲート担当職員もいなくて、ある意味拍子抜け、、、。でもゲート前の熊の湯の駐車場は満車だったなあ。車のナンバーは見ていなかったけど、、、、観光客がいたんだろうか?時間的に地元の方々かな?俺は軽自動車だし坂道は車のエンジンが可哀そうなので、ゆっくり登って行く。途中2台ほどの車に道を譲ってあげて、マイペースで登って行く。すると知床峠の駐車場は、、、俺の軽自動車以外1台もいない、、、。貸し切りっす!こんなこともあるんだなあ〜〜。晴れているから目の前の羅臼岳も綺麗だった。
峠の駐車場では10分待っても誰も来ない、、、、羅臼側もウトロ側も、、、まさに俺の独占だあ〜〜〜!と思ったものの実に寂しい!!早く宿に向かいたい、、、。当然ながら横断道路を下っていくと、ウトロ側ゲートでは羅臼方面はしっかり通せんぼ!それに通行止めの標識がデカデカと鎮座しているし。これから羅臼に向かう場合根北峠を通らなきゃならないから2時間以上もの遠回りになってしまうんだね、、、。まあ〜時間規制の告知を知らないで来ているおバカちゃんはいないと思うけど、、、。
日没までもう少しなのでウトロ市街まで行かないで、途中のブユニ岬の夕陽でも見てこようかな?って思ったんだけど周囲は真っ暗になりそうなので諦めた。途中キタキツネが現れたので写真を撮ろうと停車すると、、、、こいつ近くまで来やがんの。あきらかに観光ギツネじゃん。俺って餌を与えるようなことは絶対しない。写真撮って出発。ルームミラーでさっきのキツネを見てると、やっぱり俺の止まった場所で何かないかな?って鼻で匂いを確認していた。ダメだなあ〜カワイイ!ってんで餌を与えてしまうおバカちゃんがいるんだろうな。キツネにとってはネズミより人間の与えた餌の方が美味しいらしい。しかしそれに慣れてしまうと狩をしなくなったキツネは冬を越せなくて餓死してしまう危険性が高い。これってやめてほしいな。
一旦知床五湖に向かって、駐車場の係員に今日の五湖の状況を確認しておく。今日は地上歩道も全区間通行できたそうだ。これならば明日も問題なく行けるでしょう。そのまま引き返して16時30分にはホテルに到着。今日泊まる宿は「ホテル地の涯」一度は泊まってみたかったホテルだ。フロントでチェックインをすると、俺が今シーズンで最後の個人旅行のお客さんなんだって。明日で今年の営業は終了するそうだ。
これって別の意味で嬉しくなってしまう。でも特別なサービスはなさそうだったけど。部屋は落ち着きのある和室。これって一人では広く感じてしまうな。携帯電話を見ると圏外の表示。判ってはいたけど、、、やっぱり不安にならないでもない。でもそれがいいのかな?
ちょっとうす暗くなってきたけど,無料の露天風呂へ行こうとバスタオルを持ってホテルを出ると、、、、ホテルの方に「もう暗くなってきましたので露天風呂はできればご遠慮ください」だって。ホテルの目の前の露天風呂なんだけど小さなランプがあるだけで足場が見えないので怪我が心配なんだとか、それにヒグマの発見も遅れるし。ましてや夏と違って他に人がいないのでなおさらなんだとか。
確かにそうかもしれない。では写真だけ撮るつもりで散策だけ。ほんの10分ほどしか経っていないのに滝見の湯なんか、、、真っ暗じゃん。これじゃ風情も何もないなあ〜。
クマさんが来たらスッポンポンで逃げろってかぁ?
諦めてホテル内の風呂へ直行。屋内のお風呂は広めで十分温まる。サウナがなかったのが残念だったけど。そして露天風呂へ。ここは混浴になっているんだけど、女性だけは水着着用が許されている。外気温も低くなってきてヒンヤリしてきている露天風呂は最高に気持ち良かった。適度に温まったら岩場に腰掛けて冷気を取り込み再度湯船へ。これを何回も繰り返して楽しんだ。
ところで混浴にはなっているけど、誰も他に入浴する人が来ない。女性はもちろん男性も、、、、。何故か貸し切り状態?そう言えば男性用の大浴場も誰も入浴していなかったっけ。何でだろう?。風呂から上がっても夕食まで時間が余ってしまったのでロビー近くで漫画本が置いてあったので時間をつぶす。
18時30分になったので指定された宴会場で夕食を摂りに、、、、。「一般御会食場」って書いてあったので部屋に入ると、、、、うっそ〜!宿泊者が3名だって!だから風呂は誰も来なかったんだ。だって最大収容者は100名以上だよ!もう少し経つと遅れて団体さんも来るらしいけど、それでも総数13名だけなのか、、、、。このホテルはもっぱら羅臼岳や知床連山の登山客がメインの宿泊者で、シーズンを外れるとこんな日も多いんだとか。だから冬季は道路の通行止めにあわせて閉鎖するのかな?それにしても実に寂しい。ちょっとの時間差で隣の2名も夕食を摂りに来たんだけど、あまり会話もはずまなかった。
登山客がメインのホテルだからって訳じゃないけど、料理は全部で8品。結構あるなって思っていたんだけど、まさかホテルで「おでん」が出てくるのには驚いた。それに数合わせかのかな?シュークリームが中央に鎮座しているじゃありませんか、、、、。まあ俺はグルメじゃないから十分だけど、、、できれば天ぷらや焼き魚が欲しかった、、、、。でも、結構庶民的で美味しく頂けたのが嬉しかったけど。
食事が終わって19時30分。部屋に戻っても何もすることがない。さっき入浴したばかりなので、もう風呂は行きたくない。テレビも面白いのがやっていないみたいで、アナログ生活って慣れなきゃ辛いもんだって初めて気がつかされた気分。結局21時前には就寝してしまった。
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